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スポーツとエコの島ー宮古島 (vol.164)

2012/05/14 ブログ by 安川有里


5/7、県議会のスポーツ振興議員連盟の視察で、沖縄県の宮古島へ。
(メンバーは、党派を超えた19名。)

早朝の便で宮古島に到着。


(宮古島空港)

宮古島を中心とした、大小8つの島から構成されている宮古島市。
北緯24~25度(フロリダ州マイアミとほぼ同じ)、東経125〜126度、沖縄本島から南西約300キロ、東京から約2000キロ。
美しい海岸線と白い砂浜、サンゴ礁の海中景観など、豊かな自然に恵まれ、沖縄で1番美しいと言われています。

まず、下地市長を表敬訪問しました。
「日本で1番良い大会として定着しているトライアスロンやビーチバレー、4月から11月にかけた海賊まつり、100キロマラソンなど一年中スポーツイベントを行っています。また、エコでもいろんな事業をしています。是非、いろいろと視察して帰って欲しい」と、歓迎してくださいました。


(下地市長と)

市役所から、池間島に向かう途中、「宮古島海中公園」に立ち寄り、調査しま
した。
昨年(2011年)4月にオープン。
宮古島の豊かな海洋資源を活用した体験型の観光施設です。
磯遊びやタッチプールでは、海の中の生き物たちを実際に、見て触れて楽しむことが出来ます。
メインは「海中観察施設」。サンゴや魚のせいたいを観察できる海中トンネルです。
横幅29.6m、奥行き5mの海底の空間。24個のガラス窓からは、ルリスズメダイやカクレクマノミなど、色とりどりの熱帯魚や、タコ、ウミヘビなどの姿を
身近に見る事が出来ます。


(建物の中で私たちを迎えてくれるのが、サバニ。沖縄で昔から使われている漁船です。)

海中公園を後にn、さらに北上。


(池間島に向かう橋の上からの景色)

池間島の環境配慮型クリーントイレを調査しました。
3月に、スポーツ振興議員連盟の牧島会長から話を聞いて、楽しみにしていた施設です。
バイオレストー環境と省エネに配慮したバイオトイレです。
数種の微生物を独自の培養技術により培養し、微生物菌の共用作用、協働作用により、1℃~50℃の環境で、これまでの技術では考えられない強力な効果を発揮するそうです。
屋根には、ソーラーが設置されていて、AC電源さえあれば、場所を選ばず、設置する事が出来ます。

海水浴場、ハイキング、登山、キャンプ場から、被災地まで、使える場所を選ばないトイレといえそうです。

池間島を後にして、再び宮古島市役所に戻り、トライアスロン宮古島大会の運営やボランティアの取り組みなどについて、市の担当者から説明を受けました。

4/15に、2012年の大会を終えたばかり。
今年で、28回目。
テーマは「海・風・太陽(てぃだ) 熱き想い 君を待つ」
海外18カ国から86名の外国選手を含むおよそ1500めいの選手がチャレンジしました。
200.195キロ、13時間30分という長く苦しい自分との闘いです。
闘う選手を支える地元の皆さんの気持ちで28回という開催が出来ていると、感じました。

山も川もない、台風と干ばつのイメージが強く、観光面でも立ち遅れていた宮古島を変えたのは、一本のビデオテープでした。
それは、ハワイのアイアンマンレースのテープでした。
「これだけの感動を与えるスポーツならイベントとして絶対に成功する」と確信を持ち、ハワイ大会の視察をおこない、「宮古島大会」開催にむけて動き始
めたそうです。
トライアスロン宮古島大会は、全国規模のスポーツイベント、全島行事、民活導入による活性化対策の一環として取り組まれ、
「スポーツアイランド構想」の中核的イベントとして、
ビデオテープが持ち込まれてから約8ヶ月後の昭和60年4月28日、記念すべき第一回大会が開催されました。
そして、今年は28回大会。
宮古島と言えば、トライアスロンと言われ、トライアスロン選手にとって、夢の大会になっています。

地元の皆さんの大会を支える気持ちを繋いだ、28年の歴史を感じた調査でした。

翌朝は、市民球場へ。
オリックスのキャンプ場としても有名なところです。

サッカー・ラグビーに使うグラウンドも見せていただきました。

スポーツ&エコアイランドの実態を、しっかりと、見て感じることができました。
神奈川県も10月第2週に大規模なスポーツイベントを開催しています。
今回の調査を有効に生かし、神奈川県のスポーツ施策に生かして行きたいとの思いを抱いて、宮古島を後にしました。

沖縄本島への視察については、改めてブログでご紹介します。


(市長表敬訪問が、地元新聞に大きく取り上げられました。)


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