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文教PTー夏の視察② (vol.193)

2012/08/09 ブログ by 安川有里


今日は、久しぶりで、マイペースで仕事ができる日。
気分転換で出掛けた書店で、以前から読みたかった本を6冊購入。
今夜から、読み&勉強していきたいと思います。

昨日、8/8は、文教常任委員会の夏の視察2日目ー県央教育事務所・伊勢原射撃場・山岳スポーツセンター・中教育事務所を調査しました。

まず、伊勢原射撃場から、レポート。

この『伊勢原射撃場』は、第2回定例会で、指定管理の選定の方法と透明性につ
いて、常任委員会のみならず、各議員から様々な意見が出た渦中の射撃場です。
施設を所管する教育局の「指定管理者選定会議」の選定結果が、
先に審査を行った外部評価機関である「神奈川県立スポーツ施設指定管理者評価委員会」の審査結果と異なるものであったために、結果として選定経過や情
報公開のあり方についてあらためて問われる事になりました。

そこで、今回の視察の中に是非『伊勢原射撃場』を入れたいとお願いし、

昨日の視察に繋がりました。

伊勢原射撃場は、横浜市金沢区富岡にあった県営射撃場を、昭和47年に移転・新設したもので、県内射撃愛好家の健全育成、競技力向上のために建設され
た、ライフル射撃場・クレー射撃場を備えた総合射撃場です。
平成6年から平成9年5月まで、「かながわ・ゆめ国体」射撃競技場として全面改装を行い、射撃の大会や練習などに活用されて来ました。
しかし、平成12年以降各県の射撃場で、鉛弾による環境汚染が問題となり、平成14年から環境対策工事を実施するため休業。
再開後の施設運営のありかたを検討、平成25年4月から、指定管理者制度を導
入の上、再開する事になりました。

昨日は、再開にむけて工事作業中の射撃場にお邪魔し、県の担当・平さんからお話を伺い、施設を案内して頂きました。


(全体図)


(模型)

まず、クレー射撃場から。
クレー射撃は、散弾銃を用いて、空中などを動くクレーと呼ばれる素焼きの皿
を撃ち壊していくスポーツ競技です。
麻生元首相は、モントリオールオリンピックのこの種目の日本代表選手でした。


(クレーは素焼きの陶器製。直径約11センチ、重量約100g、円盤状です。このクレーを掛け声とともに機械で飛ばし、それを散弾銃で打ち落としま
す。)


(クレー射撃ートラップ射撃場)

トラップ射撃とは、横一線に配置された5箇所の射台を順に移動しながら1ラウンドにつき25枚の皿を撃破する競技です。


(5カ所の射台)

射手の前方15 mに配置された15台の放出機からは、遠方に向けて右(10枚)、ストレート(5枚)、左(10枚)の計25枚のクレーがランダムに放出されます。


(放出機も見せて頂きました)


(クレー射撃ースキート射撃場)

スキートは、直径約36 mの半円形に配置された射台から射撃を行います。
クレーは円の直径の両端に配置された2箇所の標的射出棟から1枚ないし2枚同時に射出されます。
トラップと異なり、スキートは1枚のクレーに対し1発しか撃つことが出来ませ
ん。
射手は円弧上の7箇所と円の中心の合計8個所の射台から順に射撃を行います。


(標的射出塔)

続いて、ライフル射撃場へ。
ライフル射撃は、ライフル銃またはピストルを使用し、固定された標的に対して射撃し得点を競うスポーツです。
ロンドンオリンピックでは、県警の松田さんがエアピストル(空気銃)の選手として出場しました。


(ライフル射撃ー大口径射撃場、的まで100メートル!!)


(第一ライフル射撃場ー空気銃射撃場)


(第一ライフル射撃場ー小口径射撃場)

丹沢山麓の緑豊かな環境の中にある伊勢原射撃場。鉛害を防ぐため、弾が落下するところはコンクリートで固める事になっています。
開場は、来年4月。
いつ再開するのか?待っていた愛好家の方も多いと聞いています。

再開に際して、指定管理の決め方で注目を浴びた『伊勢原射撃場』
県立、つまり公の施設、その管理は極めて公共性の高い業務です。
指定管理者は使用許可権限が行使できるなど、従来の管理委託者よりも「県の
代行」としての性格が強いことを踏まえれば、
制度運用の透明性、公平性を高め、情報開示の水準の確保に取組むことが必要だと。
そんな事も考えながら、調査を終えました。

次は、神奈川県立山岳スポーツセンター。

ここは、神奈川県教育委員会が所管する教育施設で登山・研修・宿泊、その他レクリエーション活動に利用できる施設です。
視察当日も、小学生を連れた家族や若い女性のグループが、センターを利用していました。

以前あった丹沢登山訓練所が老朽化していたところ、
かながわ・ゆめ国体時に、このスポーツセンターが作られました。
県立でこのようなキチンとした山岳競技力向上の寄与のために活用している施設は、全国でもほとんどありません。
年間34回、神奈川県山岳連盟などの協力で、「沢登り」「クライミング」の教室を行っています。

この施設の一番人気は、「クライミングウォール」
視察した昨日は、伊勢原高校の山岳部の皆さんが練習をしていました。


(伊勢原高校山岳部の顧問の先生が、登り方を見せてくれました。)


(以前に行われた大会の様子。)


(宿泊施設)


(レストランはありません。自炊して宿泊です。)


(外でBBQも楽しめます。)

山岳愛好家の方々の宿泊施設として、県内の高校の山岳部やワンダーフォーゲ
ル部の訓練の場所として、子供達の環境教育の場所として、年間1万人の方々が利用しています。

表丹沢の登山口・秦野戸川公園の中にある「神奈川県立山岳スポーツセンター」、相模湾も望めます。BBQも楽しめます。
夏休み、是非、家族そろって楽しんでいただける施設。
一緒に行った城田議員は、「小学生の子供達、家族できたいな」と。

県立のこの施設があると知らない方も多いと思います。
かながわキンタロウくんのFacebookでも、是非紹介してもらいたいと思います。

昨日は、この2カ所に加え、「県央教育事務所」と「中教育事務所」でお話を伺いました。
県内には、先日視察した「湘南教育事務所」他、あと2カ所の教育事務所があります。
全事務所でお話伺ったあと、改めて、ブログでご報告させたいただきます。

次回の文教常任委員会関連の県の施設の視察は、8月下旬になります。
また、報告させたいただきます。


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