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ホ’オポノポノ (vol.285)

2013/07/14 ブログ by 安川有里


今朝、ちょっと気になった事。

7:40頃、浦賀駅で、前を歩いていた中学生のポケットから、携帯電話がポトリ。

気がついた老婦人が拾って、その少年を追いかけました。
『携帯落としたわよ!」と声をかけながら。
でも、少年はイヤホンをしていて、聞こえない様子。
どんどん、歩いていきます。
婦人は、足が弱っていて、それでも一生懸命追いかけます。
私もお手伝い出来ないかと追いかけたとき、
婦人が中学生に追いつき、肩を叩いて、携帯電話を渡しました。

その瞬間、少年は手を出して、受け取りました。
でも婦人の顔も見ずに、というか、完全に無視です。
もちろん、「ありがとうございます」の言葉があるはずもなく……

私の中で、何かが「カチン!」と音をたてました。

「ちょっと、君、お礼は言わないの? ありがとうは?」
と少年に、声をかけました。

・・・
何の反応もありません。
婦人とこの光景を見ていた方達も、唖然!!

その後その中学生は、すーっと横を通り過ぎ涼しい顔で電車に乗りました。

これが、今朝の顛末。

私が気になったのは、
イアホンをつける事で自分の世界を作っている人達。
(年齢はあまり関係ありません)
それを、否定する気はありません。
電車の中で、時間を有効に使って英会話などの勉強をしている人もいますから。
でも、音量など、気を使ってほしいと思っています。

そして、もう一つ「ありがとう」という言葉を言えない人達。

そのことで思い出した言葉があります。
それは、ハワイの言葉「ホ・オポノポノ」

ハワイの言葉で「ありがとう。ごめんなさい。許してください。愛しています」の意味。
自分の心の中を浄化し、癒してくれる言葉。
「すべてを感謝し、すべてを愛し、謙虚で、すべての責任をとり、そしてすべてを楽しめる人間になること」
「自分に来る問題に恋をすること」「過去に執着せず心をゼロにすること」
ハワイの先住民たちが人間関係や社会関係を平和的に維持するためにとってきた、
このホ’オポノポノには、経済成長を競い合うストレス社会に生きる現代人が忘れかけている大切な心があります。
 自分達の島に訪れる人に「花の首飾り=フラワーレイ」をかけておもてなしをする。
それがハワイ伝統の美しい心です。

私の趣味の一つが「ハワイアンキルト」
ひと針ひと針、いろいろな気持ちを込めてキルティングしていきます。
モチーフが自然のものなので、自然への感謝で優しい気持ちになります。


(私の作品の中で一番気に入っている「オフィアレフア」)

「アベノミクス」で景気は上向いた感じはありますが。
市民にとっては、まだ実感はなく、
失われた20年で、人々の心からゆとりや優しさがなくなっている気がします。
こんな時代だからこそ、「ホ・オポノポノ」の心を大切にしたいと思います。


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