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新しい神奈川県立がんセンター (vol.289)

2013/08/02 ブログ by 安川有里


7/31、「がん撲滅をめざす議員連盟」で県立新がんセンターに視察に行ってきました。
前日に検査終了、一番乗りの視察!となりました。
11月オープンにむけて準備中のため、備品などは配備されていませんが、全体の雰囲気と機能はしっかりと見る事ができました。


(玄関でシューズカバーが配られました)


(まず、地下一階で説明を伺いました)

総合整備の基本方針①
外来の待ち時間の短縮、待機患者の縮減。

診察室を32室から56室に、

また、外来化学療法室のベッドを24床から50床に倍増。


(一区画もゆったりしています)

ベッドの上の天井には細かい穴が空いていました。
実はこの穴は空調用の穴なのです。
風による空調ではなく、温水管・冷水管が配管されていて、
何時間もベッドで点滴などの治療を受ける患者さんに、直接風が当たらないようにを配慮したものです。

総合整備の基本方針②
高度、最新のガン医療の推進。


(手術室)

高性能のCT・MRIの導入

放射線治療装置(リニアック)を4台整備。

リニアック設置の治療室は壁の厚さ2m、1600トンのコンクリートが使われています。

総合整備の基本方針③
療養環境の改善。

看護師さんの意見を取り入れ、居住性に配慮した病室になっています。

6人部屋からゆとりのある4人部屋へ。


(枕元の棚の扉を開けると、点滴などの機材がつなげるように工夫されています)

シャワーやトイレを完備した個室を増やしました。(68室→119室)

また、病棟に食事や歓談ができるデイルームを整備するなど、憩いの場を提供しています。

緩和ケア病棟には富士山を望むことができる屋上庭園もあります。
横浜の花火大会もここから楽しめるそうです。

総合整備の基本方針④
都道府県がん診療
の連携拠点病院の規範となる病院へ。
臨床研究所の機能を充実させ、「がんの個別化医療」を目指します。

総合整備の基本方針⑤
患者に優しく質の高い医療の提供。

会計や入退院・検査予約、相談などの窓口を一元化し、、煩雑な手続きをここ一カ所で行えるように工夫されています。

・・・と、施設の大まかな概要は見ることができました。

この施設をいかに「人」が支え、使いこなすのか。
看護師さんの数もしっかりと確保し、神奈川の誇るセンターになれるよう望みます。

最大の目玉、重粒子線治療施設・i-ROCKは、ただいま建設中!

平成27年12月に治療開始です。


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