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女農業道(Vol.420)

2014/07/31 ブログ by 安川有里


 7/31、茅ヶ崎芹沢へ。「無農薬・無肥料」で畑を運営していらっしゃる直井景子さんに会いにいって来ました。
 きっかけは、FB。彼女の活動を知り、HPを読み「是非、畑を見せて頂きたい!」とお願いし、視察が実現しました。

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(茅ヶ崎芹沢の直井さんの畑)

 女農業道のHPには、以下のように書かれています。
『•女農業道では、誰もが望む、安心して食べられる野菜、食品だけを販売しています
 •京野菜 、フレンチ野菜、 イタリアン野菜、沖縄野菜、漢方野菜、ハーブ、無肥料にんにく、山菜など
  日本では手に入らない野菜も数多く、年間を通して毎週 20~50種類のお野菜、旬の果物を販売しています
 •野菜の他に有精卵烏骨鶏、 野菜の加工食品、なども取り扱っています
 •科学的な薬、肥料などを一切使用していないお野菜しか取り扱いません
    
 農業を始めるきっかけは、沢山の病院を駆け回っても治らなかった4人の子供の重度の喘息でした。
 薬を使わずに、生ゴミでミミズの養殖を始め養鶏、有精卵を食べることで短期間で治ったのです。
 その時に学んだ事が、今の私を導いてくれました。
 買ってくる野菜や卵には、どんなものが含まれているのか、わかりません。
 安心して食べられる物だけを、子供たちに食べさせたい!
 それが私の農業の原点です。』

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(キュウリ。一日500〜1000本収穫)

 議員になって一年目と三年目に「環境農政常任委員会」に所属し、神奈川の農業を見て来ました。注目したのは「土壌」。昨年はシアノバクテリア(らん藻)を使ったピロール農法を視察し、土が本来持つ力を確認し、改めて、「土」に対する思いを強くしました。日本の農業、そして土壌はこのままで大丈夫なのか?環境農政局の方に、委員会を離れたところでも問いかけて来ました。
 そして、今回で出会ったのは、「無農薬・無肥料」 を実践していらっしゃる直井景子さん。おしゃれでパワフルな方です。「本当に美味しいものを提供して家族を元気にしたかった」。農家に生まれ育ったわけではなく、全く違う業界からの、新規参入の農家です。
 直井さんの野菜は「自然栽培」。3年以上無農薬無肥料で栽培したもののことです。無肥料栽培とは、化学肥料・農薬はもちろんのこと、有機肥料(堆肥、米ぬか、油粕、魚粕、腐葉土等を含む)を一切使用せず、土壌と作物そのものがもつ本来の偉力を発揮させることで作物を栽培する農法のことです。
 直井さんの畑は、大豆を基本に他のものを一緒に植えて栽培しています。大豆の根などが肥料代わりになります。土だけで苗づくりをし、試験的にたくさんの種類をつくり、来年、その中から選択して育てていくとのことでした。

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(大豆。機械化された時のことも考えての植え方です。神奈川産のお醤油を作りたい!と。)

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(松本一本ネギ。江戸時代、ウサギ汁に必ず使ったそうです。下仁田ネギに似た風味なんだそうです)

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(キャベツの畑。地元の農家の方との委託協力で育てています)

 土と会話し、農業の道をまっすぐ歩く直井さん。いま、変えなければ…、共通の認識も確認することが出来ました。自然栽培という、これからの農業が行く道しるべを感じた充実した調査でした。
 直井さん、ありがとうございました!


(動画でご報告)

(追)
 うちのプランターのルッコラが青虫に食べられて全滅!直井さんにアドバイスを頂きました。
 家に帰って、土を見て、納得。こんなに違うんですね。来年は、ちゃんと収穫出来るよう、土を探します!

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