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こども若者応援団主催の研修会(Vol.424)

2014/08/10 ブログ by 安川有里


 8/9、こども若者応援団主催の第1回研修会が開催されました。

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(受付中!)

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 『自分を見直して個性を大切に〜アスペルガー・ADHDって何だろう〜』がテーマ、講師は国立特別支援教育総合研究所の新平鎮博さんです。小児科のお医者さんとして、沢山の子どもと接してこられた新平さんならではの視点でのお話でした。インクルーシブ教育が求められている昨今ですが、ここまで踏み込んで行政が出来ることを説明して下さり、ストンと腑に落ちる講義は初めてでした。

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(講師の新平さん。何と、高校の後輩でした!大阪の高校ですよ!びっくりしました)

 新平さんは、医師でありながら、大阪市に入庁。遅れていた大阪市の発達障害のシステムを整えた方でもあります。
 発達障害と言われる子ども達との接し方、共生社会の実現、連続した学びの場、インクルーシブ教育システムの構築など、これまでよりも具体的に踏み込んだ議論も交わされました。

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(司会は、こども若者応援団の小幡団長)

 研修会の後は、こども若者応援団の月一回の団会議。
 9/23のイベントの準備や段取りなどの話し合いの他、研修会の感想や近況報告を行いました。

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 私は近況報告として、8/6に行われた神奈川地域主権ラボで久しぶりにお会いした「鎌倉てらこや」を始められたた早稲田大学の池田雅之先生のお話をかいつまんでご紹介しました。
 「鎌倉てらこや」の動きは全国に広がり「地域教育を再興させよう!」と全国てらこやネットワーク事業は30か所になりました。(私が初めて「鎌倉てらこや」を知った頃は、まだ鎌倉1か所でした。)
 見守り・向き合う・待つ教育(応援団の中で、それは教育ではなく子育てだ、という意見がありました。もちろんこの3つは子育ての基本です。)、失敗し、悔しい思いをするーそんなプロセスを大切に、子どもの主体性や自立性を養おうというのが、池田先生のおっしゃる「てらこや」の考え方です。

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(神奈川地域主権ラボではなされる池田雅之先生)
 
 教育に正解はありません。地域の様々な方のちからで子ども・若者をはぐくんでいきたいと、私は考えています。
今回の研修会のテーマになった発達障害を持つ子どもも、普通級に通う子どもも、お互いに学び合いながら、学ぶ・育つチャンスを持ってほしい。
 次代をになうこども若者が、いきいきと育つ環境を作るために、微力ではありますが行政に働きかけていきたいと思っています。


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