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世界遺産の勉強会 (vol.188)

2012/07/27 ブログ by 安川有里


金沢区や逗子市にも、「武家の古都・鎌倉」の世界遺産の構成資産があるのをご存知ですか⁇

鎌倉の世界遺産の構成資産は、鎌倉を中心に、22カ所。
そのうち、称名寺は横浜市金沢区に、
名越切通は逗子市にあります。
鎌倉時代の「鎌倉」の範囲は、今の鎌倉市よりも、ずっと広い範囲だったのです。

「武家の古都・鎌倉」の世界遺産登録への取り組みは、鎌倉市だけではなく、
逗子市・横浜市、そして神奈川県の4県市で行われています。
今年6/15に、県議会議員105名全員が加入する、
「武家の古都・鎌倉」の世界遺産登録を推進する議員連盟が結成されました。
最初の勉強会は、鎌倉市内を、
そして今日は、金沢区と逗子市の構成資産を見学しました。

まず、今から730年前に北条実時により創設された金沢文庫に集合。
金沢の地は、鎌倉時代、幕府の重要な外港・六浦をかかえ、鎌倉時代の交通・軍事上の東の要塞でもありました。
今回の勉強会は、金沢文庫からスタート!

中国や日本の書物と、仕事で使う書籍や記録が納められています。
1333年に鎌倉幕府が滅びると、金沢北条氏の菩提寺称名寺が、金沢文庫を引き続きました。

文庫に所蔵されている膨大な資料や、その保存に力を注いでいる方達のお話を聞くこともできました。
残念ながら、所蔵展は、ゆっくり見ることができませんでしたので、
改めて時間を見つけて訪ねてみたいと思いました。


(文庫から称名寺へ)

称名寺。


(昭和60年と61年に復元された平橋と反橋、金堂を望むお気に入りの写真です)


(以上3枚、仁王門)


(鐘楼)


(金堂。しっかりお参りしました。)

鎌倉時代の中ほど、今からおよそ750年前に建築が始まりました。
完成までに、60年ほどかかったとか。
末期の浄土式庭園で、私が以前視察した「平泉・毛越寺」を彷彿とさせるたたずまい。
金沢文庫とともに、私たちの神奈川の歴史を、感じに、是非訪れて見て下さいね (^_-)☆ 

午後は、もう一つの構成資産のある逗子市へ。

まず、市役所でお話を伺った後、視察場所へ移動。

逗子市の名越切通。
鎌倉幕府がひらかれた「鎌倉」の地は、3方が山、南が海に囲まれた地形のところ。
切通とは、鎌倉時代、3方の山から、鎌倉への陸路を山を削ってつくられたものです。
今日はその中から、逗子市と鎌倉市の境目にある「名越切通」を見学しました。


(切通で笠間副議長。おおよその大きさ、解りますよね?)

そして、まんだら堂やぐら群へ。
やぐらとは、岩壁などをくり抜いてできた、横穴洞窟に、死者を埋葬し、五輪塔などをおく墳墓です。
まんだら堂やぐら群は、一つ一つは2m四方程度と小規模で構造も単純なものが多いですが、150穴以上の存在が確認されています。
これだけまとまった「やぐら」を良い状態で見ることのできる遺跡は、大変貴重なものです。


(残念ながら、全面的に公開すると、遺跡に傷つけられることがあったため、現在は、普段は一般公開されていません。)

貴重な遺産を見学・勉強した1日でした。
9月には、世界遺産への最後の関門・イコモスの現地調査が行われます。
世界遺産登録に向けて、いい結果を出せる事を祈りつつ、終えた勉強会でした。


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