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“光・暗闇・外遊び”のススメ…‼? (vol.215)

2012/09/24 ブログ by 安川有里


昨日、9/23、総合福祉会館で、
「第9回 三浦半島学童保育研究集会」が行われ、
午前の全体会に参加してきました。


(各学童保育クラブのポスター)

(三浦半島の学童の紹介DVDより)

まず、横須賀市・逗子市・三浦市からの報告。
指導員と保護者それぞれの代表の方からのお話を伺いました。

記念講演のテーマは、『ちょっと気になる子どものからだと心』
講師は日本体育大学の、野井真吾准教授。

野井さんは、体育学を専門領域として、子どもの“からだ” にこだわった研究を続けていらっしゃいます。
具体的には、子どものからだ、心、生活が「どこかおかしい」「ちょっと気になる」という保育・教育現場の先生がた、あるいは子育て中の保護者の“実感”をたよりに、
子どもの“からだ”にこだわって実体を追究する研究活動を努めていらっしゃいます。

軽妙な語り口で、最近の子どもたちのからだと心について、
様々なデータを紹介しながら、お話ししてくださいました。
自律神経機能・前頭葉機能…といった言葉も、
野井さんのお話だと、すんなりと理解出来る……。

講演のまとめに4つの仮説的提案が出されました。

提案1 子どもの“現実”に寄り添いそこから出発…‼
子どものからだの事実を知ることからはじめてみよう。
子どもの立場に立ち、その事実に寄り添おう?‼

提案2 “光・暗闇・外遊び”のススメ…‼
「早寝・早起き・朝ごはん」は健康生活のバロメータ。
でも、取り組みのスローガンとしては…?
少しだけ頑張ればできそうなことを呼びかけてみよう。

提案3 “ワクワク・ドキドキ”のススメ…‼
昼は、子どもがワクワク・ドキドキしながら、
夢中になれるような取り組み、
興奮できるような取り組みをしかけてみよう。

提案4 “ねえねえ・なぁ~に”のススメ…‼
子どもが発する、からだや生活の疑問に耳を傾け、
子ども自身が
自らのからだの科学者・からだの主人公に
育っていけるような
「からだの学習」をしかけよう。

横須賀の学童保育。
保育料が全国一と言われるほど、高額。そのため、学童を利用したくても出来ない家庭も多く、
放課後は子どもだけで留守番をしている家庭も少なくありません。
指導員の待遇についても、沢山の課題が残されています。

子どもたちの充実した放課後。
元気に遊ぶ、その笑顔の為に、これからも、様々な施策を提案して行きたいと思います。


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